c1_肺の読影-実践編-レントゲン

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ぜひ、c1_肺の読影-事前知識編と照らし合わせて学習してください。

2つの記事は関連してます。

1.位置、全体像(レントゲン主体)

CTで検査をするまえに、レントゲン写真をとっていることがほとんどだと思います。

まず、レントゲン写真を確認してください。

図1.胸部正面レントゲン写真_正常像

まず、レントゲン写真の見方として、撮影者は基本的に患者と読影者が向かいあう状態を作り出すように撮影してます。

なので図1の患者と読影しようとしている私たちは向かい合っていると想定してください。

図1の写真の右上に「L」という文字が見えます。

これは、撮影者が撮影するときにつけるマークです、読影者に右左をわかりやすくするたけに付け加えます。

この「L」という文字はLeftのことつまり、「ここが患者の左側です」と示しています。

ゆえに、左肩が図2のしめす位置です。

そして、図の上のほうに頸骨が見えています。よってここが首です。

図2.左肩はここ

実際に肺の全体像を見ます。

見るポイントは、

・左右肺の大きさ、形の差異

・気管支の走行

・肺動脈、肺静脈の走行

・異物や腫瘍などの影の有無

・大動脈の走行

・心臓と肺の大きさの比

・左心耳の形

・肺胸膜下部のかたち

・肋骨の走行や形

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